家を購入する際、多くの方がご利用になる住宅ローンですが、その種類は大きく分けると3つあります。
銀行・保険会社・ローン専門会社等が融資を行なう｢民間融資｣、住宅支援機構が買収または保証する｢フラット35｣、雇用・能力開発機構が事業主を通じて財形貯蓄を行なっている勤労者に融資する｢財形融資｣が主なものとなります。
金利のタイプも大きく分けると同じく3つあります。
通常年2回融資金利を見直しする｢変動金利｣、1年･2年･3年･5年等一定期間は金利が変わらない｢固定金利選択型｣、フラット35に代表される｢全期間固定型｣です。
現在の低金利では、一般的には、固定金利よりも変動金利の方が当初の返済額は少なく出来ます。但し将来金利が上がった場合は金利負担も当然アップします。
最近では、金利リスクを軽減しつつ、月々の返済額の負担も軽く出来るという理由で、それぞれの金利タイプの商品を組み合わせて借入する｢金利ミックス型｣も増えてきました。
また、金融機関によっては、店頭基準金利から一定の金利を優遇する、優遇金利制度を実施していたり、病気になった時にローン返済を保障する疾病保障特約、繰上げ返済手数料が無料などのサービスを実施している場合もあります。
住宅ローンは通常、長期返済になります。
それだけに経済や社会情勢の影響を受けてしまいます。 住宅ローンを借りる場合は、出来る限りのライフプランを予測して、それぞれのメリット・デメリットを十分検討した上でどのプランを選択するかを決定する必要があります。